アベイラビリティバイアスとは?思い出しやすい情報に影響される心理
30秒で要点
アベイラビリティバイアス=思い出しやすい・最近見た情報を、「よく起きる/リスクが大きい」と感じやすくなること。
- 飛行機事故のニュースのあと、飛行機が怖く感じる
- 派手な成功事例のあと、「誰でもできる」と感じる
カーネマンとトヴェルスキー(1973)が示した 近道思考 のひとつです。
なぜ起きるか(かんたんに)
頭は毎回すべてのデータを調べられません。手元に浮かぶ例で判断すると速いからです。問題は、浮かぶ例が本当の頻度と一致しないときです。
| 思い出しやすくなるもの | 起きがちな誤り |
|---|---|
| 最近のニュース | リスクを過大評価 |
| 印象的な1件 | 再現性を過大評価 |
| SNSでよく見る話 | 「みんなそう」だと思い込む |
仕事での対策(3つ)
- 数字は出典・期間・分母つきで見る(「何人のうち何件」)
- 地味な失敗・反例を1つは探す(思い出しにくい情報)
- 決める前に 「最近の1件だけで決めていないか」 と書き留める
自己点検用の質問リストは バイアス診断(自己点検) にまとめています。
チェック(はい/いいえ)
- [ ] 根拠は「よく聞く」ではなくデータか
- [ ] 印象的な1事例を全体の代表にしていないか
- [ ] 別の期間・別ソースで確認したか