2026年10月8日にGoogle Search CentralのSEO Starter GuideとSpam Policies本文を再確認した。検索順位の変動を「コアアップデート」と呼ぶ前に、公式の更新・ポリシー情報、クロール/インデックス、技術変更、季節性、検索需要、手動対策、サイト固有の計測を切り分ける。Googleのガイドは順位やインデックス掲載を保証せず、変化が数時間から数か月後に現れることもあるため、単日の順位と原因を同一視しない。
30秒で要点
順位が動いたとき、先に「コアアップデート」と名前をつけると、点検の入口を誤ります。Google Search Status Dashboardの8月の正式名称はAugust 2026 spam updateです。さらに9月24日には別のSeptember 2026 spam updateが開始され、10月7日時点では完了時期が「最大2週間」と案内されています。
- 8月はspam update、2026年のcore updateは3月と5月の履歴
- 8月18日〜21日と9月24日以降を別の期間として扱う
- 公式ページは個別サイトの原因や、検出強化した具体的な類型を確定しない
- Search Consoleの変動、技術要因、spam policy点検を同じ結論へ混ぜない
1. 8月に公式が記録したこと
8月の公式インシデントページは、ランキングへ影響する「August 2026 spam update」と記載しています。開始は2026年8月18日09:27、完了は8月21日01:49(いずれも米国太平洋時間)です。8月18日の説明は、グローバル・全言語へ適用し、完了まで数日かかる可能性があるというものです。
履歴一覧では、2026年のランキング更新にMarch 2026 core update、May 2026 core update、March・June・August 2026 spam updateなどが並びます。したがって、8月の項目を公式記録上のcore updateと呼ぶことはできません。ここで確認できるのは更新の名称と公開された期間であり、個別サイトの影響ではありません。2. 9月の別更新を混ぜない
履歴には、9月24日09:15(米国太平洋時間)開始のSeptember 2026 spam updateも掲載されています。公式ページは、全世界・全言語へ適用し、完了まで最大2週間かかる可能性があるとしています。10月7日時点の調査では、8月の完了済み期間と、9月24日以降の進行中かもしれない期間を同じ窓へ入れません。
表が収まらない場合は、横にスクロールできます
| 期間 | 公式の名称 | 自社の確認 |
|---|---|---|
| 8/18〜8/21 | August 2026 spam update | 変動、公開・変更、障害 |
| 9/24〜 | September 2026 spam update | 変動、ロールアウト中の可能性 |
| 3/27、5/21開始 | March/May 2026 core update | コア更新として別に照合 |
3. 何を検出したかは確定しない
8月のインシデントページは、名前、適用範囲、開始・完了を示しますが、検出を強化したspamの類型や個別ページへの影響を説明していません。特定のサイト群が落ちたという外部分析があっても、同じ期間の技術障害、季節性、競合、日常的な調整を除外したとは限りません。
Googleのspam policiesは、cloaking、doorway abuse、期限切れドメインの濫用、隠しテキスト、keyword stuffing、link spam、scaled content abuse、scraping、site reputation policyなどの例を説明しています。これは自己点検の観点であり、8月の更新がその全てを対象にしたという発表ではありません。4. コアとspamで点検の入口を分ける
表が収まらない場合は、横にスクロールできます
| 仮説 | 最初に見るもの | 断定しないこと |
|---|---|---|
| core updateとの一致 | 公式の名称・期間、検索意図、内容の有用性 | 自社の下落原因 |
| spam updateとの一致 | 公式の名称・期間、spam policy、手動対策 | 今回の対象類型 |
| 技術要因 | クロール、登録、サーバー、テンプレート変更 | 更新との因果 |
| 外部要因 | 季節性、需要、競合、計測変更 | 公式更新の影響 |
名前が違えば、最初に読む資料が変わります。ただし、期間が一致しただけで原因が確定するわけではありません。調査台帳に仮説、根拠、反証、未確認を分けて書きます。
5. Search Consoleと照合する順番
- 公式ダッシュボードから更新名、開始・完了、タイムゾーン、適用範囲を保存する。
- Search Consoleで対象ページ、国、端末、クエリ、クリック、表示、掲載順位の期間を固定する。
- 公開・テンプレート・計測・サーバーの変更を同じ時間軸へ置く。
- 一致した変動を「整合する仮説」と呼び、因果が確定したとは書かない。
- 可能性の高い点検だけを小さく実施し、変更後の観測窓と撤回条件を決める。
数字と結論は説明用の合成ケースとして扱い、公式ページが自社サイトを診断したかのように引用しません。変動が説明できないままでも、原因不明という記録は有効な判断です。
6. よくある誤り
- 8月の「spam update」を「core update」と言い換える。
- 9月の別更新を8月のロールアウトへ足し込む。
- 更新期間と順位変動が重なっただけで原因を確定する。
- spam policyの類型一覧を、今回の検出対象の発表と混同する。
- Search Consoleの順位だけで、技術障害や需要変化を無視する。
7. まとめ
2026年8月の公式なランキング更新名はAugust 2026 spam updateで、8月18日から21日にロールアウトしました。9月24日には別のspam updateが始まっています。名称・期間・自社のデータ・ポリシー点検を分け、整合する仮説を積み上げてください。公式ダッシュボードは更新を記録しますが、個別サイトの原因や効果を保証しません。